Grand Theft Auto V(GTAV)の警察プレイスクリプトMODであるLSPDFRの情報を日本語でまとめたものです。LSPDFRの導入、プレイ方法、関連プラグイン及びスクリプトなどについて解説していきます。

RPHの操作と設定の項目も参照のこと

GTA5はしばしばアップデートを行っており、RPHやScriptHookVなどもそれに合わせてバージョンアップしなければならない。
その際、人によっては追加作業が必要となる。

RPHのゲームバックアップと起動設定

RPHはそれを導入又はゲーム本体がアップデートした時に、ゲームバージョンのバックアップファイルであるGameBackups.rpfを自動作成する。
このファイルは文字通りゲームバージョンのデータを格納したもので、RPHは起動にあたってGame Settingで選択されているゲームバージョンをファイルから読み込む。
よってゲーム本体がアップデートされた際に、RPHは自動的に最新版ゲームのバックアップを作成すると同時に、そのRPHが対応している最も新しいゲームバージョンまで自動差し戻しを行う。
これはゲームアップデートからRPHアップデートまでの期間、RPHからゲームが起動できなくなる状況を回避する為の機能である。
RPHのアップデートが公開された後にはそれを導入し、最新のゲームバージョンで起動するよう先述の設定を変更する。

尚Steamユーザーの場合は、RPHのバックアップ機能とは別にバックアップしておいた方が良いものとしてSteam_api64.dllがある。
Steam_apiはゲームの起動時に使用されるSteamクライアントのファイルで、64bitゲームには上記のものが、32bitゲームにはSteam_api.dllが、それぞれ起動ファイルと同じフォルダに置かれている。
起動ファイルはゲームの起動処理開始時にSteam_apiを認識、そこで正常に読み込めれば起動処理を継続して行っていく。
もし何らかの理由によりSteam_apiが正常に読み込めなかった場合は、起動処理を中断して起動を強制終了させるようになっている。
そんなSteam_apiだが、ゲームに合わせてこれもアップデートされることがある。
起動ファイルとSteam_apiのバージョンは互いに対応したものでなければならず、適合しないバージョン同士では起動ファイルはSteam_api読み込めない、つまり起動されなくなってしまうのだ。
RPHのバックアップ機能は現在のところ、GTA5.exeやGTAVLauncherのバックアップはとってくれるものの、Steam_apiについては対応していない。
つまりRPHがとっておいたバックアップも、Steam_apiのアップデートにより使えなくなるかも知れないということ。
そこで自分でSteam_apiのバックアップを保存しておき、それのアップデートがされた際は一時的に古いものを使用することで、RPHのバックアップを使用する事ができる。

update.rpfの新バージョンへの手動更新

以上がRPH使用者における基本的なアップデート作業なのだが、OpenIVを使ってupdate.rpf下のファイルを改変している人にはもう一手間が必要になる。
それは"update\update.rpf"をコピーし、"mods\update\update.rpf"に上書きする(更新する)こと。
何故それが必要なのか。

update.rpfの中には、車両やキャラクターの基本設定が書かれた"○○.meta""□□.xml"といった様々なファイルが置かれている。
こういったものにOpenIVを使って改変を加える場合、modsフォルダにupdate.rpfのコピーを作成しそれを改変しているはずだ。
ではゲームのアップデートが行われ、本来のupdate.rpfが更新されたらどうなるか?。
公式のアップデートはmodsフォルダ内のそれまで面倒を見てくれるわけではないので、アップデートされるのは本来のupdate.rpfのみ。
つまりmodsフォルダ内にはupdate.rpfが旧バージョン(改)のまま残っている。
さらにこれを放置したまま、RPHに新ゲームバージョンでの起動を適用したらどうなるか?。
OpenIVのシステムはmodsフォルダ内のファイルをオーバーライドして読み込ませるので、この場合はmodsフォルダにある旧update.rpf(改)を読み込ませる。
すると「RPHは新バージョンで動こうとしているのに、update.rpfは古いものが読み込まれる」ことになり、システムが矛盾を起こして正常に起動する事ができなくなってしまう。
加えて、modsフォルダ内のファイルはOpenIVの管轄であり、RPHにとっては管轄外。
RPHからmodsフォルダ内のupdete.rpfを操作することは出来ないので、RPHがupdate.rpfを更新してくれるわけでもない。

そこでmodsフォルダ内のそれは手動で上書きコピーし、システムの矛盾を解消してやるわけだ。

新ver.のupdate.rpfを改変

というわけでupdate.rpfはアップデートできたわけだが、だがしかし、これだと元々使っていた改変データも上書きコピーで消えている。
例えば検視官MODで使用する検視官車は、update.rpf内のvehicles.metaファイルを改変するのだが、当然ながら新update.rpfにはその記述がされていない。
これではPolice Radioで検視官を呼ぼうとするとエラーを起こしてしまうのだ。
そこでupdate.rpfを更新した後、もう一度vehicles.metaファイルを改変しなければならない。

同じ事はEUPにも言える。
EUPはOpenIVのPackage Installerを使って導入するのが一般的だが、この際にEUPを使えるようにする為にupdate.rpfにも改変を加えている。
この改変もまた消えてしまっているので、もう一度EUPの導入処理を行う必要があると言うわけだ。
注意点としては、もしEUPのテクスチャ等を改変していた場合、この再導入によって巻き添えでそれらが消えてしまうということ。
モデルやテクスチャが入っている”mods\(中略)\eup\dlc.rpf”も上書きされてしまうからだ。
そこでEUPのdlc.rpfを一度別のフォルダにコピーしておいてEUPを再導入し、元々のdlc.rpfを上書きコピーすると良いだろう。
これで従来どおりEUPを使用する事ができる。

できればupdte.rpfに改変を加えるMODをメモしておき、アップデート後に間違いなく再導入できるよう備えて置くのが良いだろう。
GTA5は頻繁にアップデートを行っているのだから。

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