ロサンゼルス市警察のコールサインとその形式は、LSPDFR用プラグインの設定などでもしばしば流用されている。
コールサインなので法則があるわけだが、それはどのようなものだろうか。
フォネティックコードと同じくLAPDのマニュアルから引用して説明する。
主な該当個所は"Volume 4 Line Procedures 110.50 "SERVICE IDENTIFICATION LETTERS"である。
まずは部隊種別毎の符号を見てみよう。
ごく一部の例示ではあるが、このようにアルファベットが割り当てられている。
つまりLAPDの無線で "Adam" と言う場合、それは警察官2名が乗車した通常のパトカーを意味する。
"Lincoln" を使った場合は単独勤務の警察官で、交通事故捜査や追加警ら隊においてもこれを使うことができる。
A | 通常の警ら用パトカー |
---|---|
B | 2人乗車のパトロールワゴン |
C | 自転車 |
J | 少年課 |
L | 単独勤務の警察官。交通事故捜査課(T)と追加警ら隊(X)も使用できる。 |
T | 交通事故捜査課 |
X | 警ら地区に追加で配備された警ら隊 |
ごく一部の例示ではあるが、このようにアルファベットが割り当てられている。
つまりLAPDの無線で "Adam" と言う場合、それは警察官2名が乗車した通常のパトカーを意味する。
"Lincoln" を使った場合は単独勤務の警察官で、交通事故捜査や追加警ら隊においてもこれを使うことができる。
しかしただ単に "Adam"と言っただけではどのパトカーなのかが分からない、大きな警察機関には多数のパトカーがいるのだから。
そこで担当管轄などに分けて個別の符号を割り振り、各パトカー・部隊を認識できるようにしている。
一例として77丁目警察署のパトカー担当地区の事例を見て見る。
この地図で黄土色で色付けされている部分は77丁目警察署の管轄。
管轄は青線でさらに細かい区画に分けられているが、この区画が同署に所属する "Adam" 各車の担当地区となる。
そして 12A31、12A51 というのは各パトカーの無線符号。
この無線符号の意味は次の通り。
つまりコールサインは 「所轄署や所属部隊の個別符号 + 部隊種別 + 各担当を意味する符号」 という構成で成り立っているのが分かる。
よって 12A31 と言えば、それは77丁目警察署の31地区担当の通常パトカーであると識別できるわけだ。
LAPDの全ての部隊がこの法則に当てはまるわけではなく、警察本部長は "Staff 1" 、先述の77丁目警察署が所属する南方面本部の本部長は "Staff 6" という固有符号が割り当てられている。
そこで担当管轄などに分けて個別の符号を割り振り、各パトカー・部隊を認識できるようにしている。
一例として77丁目警察署のパトカー担当地区の事例を見て見る。
この地図で黄土色で色付けされている部分は77丁目警察署の管轄。
管轄は青線でさらに細かい区画に分けられているが、この区画が同署に所属する "Adam" 各車の担当地区となる。
そして 12A31、12A51 というのは各パトカーの無線符号。
この無線符号の意味は次の通り。
- 12:77丁目警察署の符号
- A :通常のパトカーを意味する部隊種別符号
- 31:担当地区の符号。
つまりコールサインは 「所轄署や所属部隊の個別符号 + 部隊種別 + 各担当を意味する符号」 という構成で成り立っているのが分かる。
よって 12A31 と言えば、それは77丁目警察署の31地区担当の通常パトカーであると識別できるわけだ。
LAPDの全ての部隊がこの法則に当てはまるわけではなく、警察本部長は "Staff 1" 、先述の77丁目警察署が所属する南方面本部の本部長は "Staff 6" という固有符号が割り当てられている。
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