Grand Theft Auto V(GTAV)の警察プレイスクリプトMODであるLSPDFRの情報を日本語でまとめたものです。LSPDFRの導入、プレイ方法、関連プラグイン及びスクリプトなどについて解説していきます。



前回のコラムでは、GTA3のMODを使い始めたころの話を書いた。
なんとかMODを導入する事に成功し、作業にも少しずつ慣れて行った管理人。
リージョンコードが無い故に購入したPC版だったが、より積極的に購入する動機が見つかったのだ。

…ということなのだが、ここに来てOpenIVの配布中止という衝撃的なニュースが入ってきた。
OpenIV配布中止に関してでも少し述べたものだが、15年に渡ってGTAとMODで遊んできた身としては非常に驚いている。
GTAシリーズは、ファーミングシミュレーターやETS2などと違ってMODに正式対応したソフトではなく、車やキャラクターの入れ替えと付けたしには有志ツールが必須。
それ故に何時それらが差し止めになってもおかしくは無かったとも言えるが、2015年5月の公式見解ではオフラインでのMOD利用は排除しないとされていただけに、
MOD利用者にとっては青天の霹靂という認識は禁じえないところでもある。
厳密に言えば、今でもオフラインMODを禁じるとは言っていないのだが、必須化していたツールが禁止されたのでは半ば形骸化したと受け止めるしかない。
MOD目当てでGTA5を購入していたユーザー達は今回の措置には非常に批判的で、Steamでの評価は急落している。
コラム執筆時点では、直近30日の評価は50,001件中11%が好評で「圧倒的に不評」、総合でも64%が好評で「賛否両論」になっている。
OpenIV配布中止の話が世界のユーザーに広まったのは2017年6月14日〜15日にかけてなので、僅か一週間程度でここまで下がったということだ。
これはOpenIVの配布が中止になっただっただけでなく、今回の措置を取った目的が「マルチプレイの保護」という的外れな説明だったのもあるだろう。
説明を字義通りに受け止めれば、マルチプレイで使用できるチートツール(MOD Menu)対策を強化し、OpenIVなどオフライン用ツールは放っておくのが妥当な手段。
「何か別の思惑があるのではないか」「それとも本当に理解していないのだろうか?」など、ユーザー側を疑心暗鬼に陥らせている。
企業が、自社運営のマルチプレイを保護するという目的と意義は誰しもが認めるところだろうと思うが、今回の対応についてはT2とR☆の悪手と言わざるを得ない。
企業が主張する目的・意義と実際の対策が不一致な時点で、ユーザー側はその企業を信用できなくなるのだから。

長々と直近の出来事について書いてしまった。
MODコミュニティとR☆が蜜月だった(とユーザー側が勝手に考えていた)頃の思い出話に戻ろう。

バイスシティとサンアンドレアス 〜3Dユニバース〜

GTA3でMODにのめり込んだ管理人は、その勢いでバイスシティとサンアンドレアスのPC版も買い求めた。




GTA3から始まるこれらの作品群は3Dユニバースと呼ばれている
平面絵を機軸としたGTA〜GTA2までに対し、3Dグラフィックで描かれているのが特徴というわけだ。
システム面ではGTA3のものが基本的には流用されつつ改良が施されていった。
MODコミュニティは作品を経るごとに拡大して行き、様々な車やキャラクター、武器、アイテムのMODが登場していく。
これらを導入するのに必須となるツールについても、GTA3で培われたものを改良しつつ使われていた。

管理人にとってはどちらも思い出深い作品だが、特にサンアンドレアスはゲーム自体の秀逸さに驚いた。
まず、マップがそれ以前と比べて広がっているにも関わらず、移動に伴うローディングがなくなったこと。
GTA3とバイスシティでは他の島に移動する時に、橋や川の途中でローディングが行われていた。
大した時間がかかるわけではないのだが、サンアンドレアスではそれがすっかり無くなって滑らかになったのだ。
地形は豊富になり、異なる区域では異なる警察が登場し、武器やアイテムは豊富、サイドミッションも多種多様。
そしてストリートギャングの主人公が、裏切りと友好を重ねながら成り上がり、復讐を果たしていく物語。
当時はユーザーのみならず、ゲーム雑誌でもサンアンドレアスの凄さが話題となっていた。

単体でも秀逸なゲームなのだから、MODを導入すれば楽しみがさらに深まるのは言うまでも無い。
マセラティで追いかけてくる敵対ギャングからバイクで逃げ、LSPDのCVPIをロケットランチャーで吹き飛ばし、ジャガーで夜明けのサンアンドレアスを駆け抜ける。
当時はまだ正式な一人称視点はなかったが、カメラの設定を変えて一人称視点でも楽しんでいた。

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IVとスクリプトMOD

2008年に家庭用機で登場したGTA IVはGTAシリーズの新たな区切りとなった。
高精細な表現に対応したHDユニバースと呼ばれる最初の作品である。



これのPC版は英語版が2008年末に、日本語版が2009年に発売されているのだが、管理人はそれから1年以上遅れた2010年4月に購入した。
理由は二つあり、一つはPS3英語版が日本のPS3でも遊ぶ事ができたため、速攻でそれを購入して遊んでいた事。
もう一つは当時所有していたPCでは動きそうに無かった事である。
PS3ではMODはできないがそれでも十分に面白かった事もあり、「無理してPC版を買わなくても良いか、どうせ動かないだろうし」と考えていたのだ。
そこから一転してPC版を購入するようになった切欠は、2009年末、長年使ってきたPCを買い替えたこと。
win7、クアッドコアのi7という、当時としては割とスペックの良いPCを購入した(実は今でも愛機である)。
そのお陰でGTA IVで遊ぶ目処も立ったことから、PC版の購入を考えるようになったわけだ。
PC版の購入を考えたのにはもう一つの理由がある。
youtubeやニコニコ動画でプレイ動画を色々と視聴していたところ、LCPDの警察官となっている幾つかのプレイ動画を目にした。
動画を見るとプレイヤーキャラがニコではなく、本来ならNPCである警察官になっている。
「これはなんだ?」と思って動画説明を読んだりネットで検索してみると、改造プログラムを走らせるスクリプトMODというのがあるということが分かった。
件の警察官になるものもスクリプトMODの一つで、交通取締や犯人を逮捕できるなど、かなり本格的なもののようだ。

アメリカの警察に興味があった管理人は俄然興味が沸いてきた。
かつてTrue Crime:New York Cityをストーリーそっちのけでランダムミッションに励み、マンハッタンの治安改善に勤しんだ身。
私服/覆面パトカーでのプレイ時間よりも、制服/パトカーの方が長かったのだから、食いつかないはずがない。
「下手したらTrue Crimeよりも凄いのではなかろうか…」、そんな期待が頭を駆け抜けていく。

そのスクリプトMODの名はLCPD:First Reponse
LCPDFRと言う


(続くような気がする)

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