Grand Theft Auto V(GTAV)の警察プレイスクリプトMODであるLSPDFRの情報を日本語でまとめたものです。LSPDFRの導入、プレイ方法、関連プラグイン及びスクリプトなどについて解説していきます。

HoldMyGunはSebo氏制作のプラグインで、パトカーのガンラックをシミュレートしたもの。
カービンライフル又は同Mk2、ポンプショットガン、消火器、ボディーアーマーをパトカーに置き、取りだしや格納ができる。
またこのプラグインに対応したパトカーMODを導入すれば、銃の着脱に応じてガンラックにある銃モデルもアニメーションする。
LSPDFRプレイヤー向けのプラグインではあるが単独で稼動させることが可能だ。

HoldMyGun

紹介動画

インストール

PluginsフォルダにHoldMyGun.dllHoldMyGun.iniを置く。

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コントロール

初期設定のもの。

キー操作
Ctrl+0ライフル着脱
Ctrl+9ポンプショットガン着脱
Ctrl+8消火器着脱
Ctrl+7ボディーアーマー着脱

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フォルダとファイルの構成

ゲームフォルダは割愛。

plugins
 ┣ HoldMyGun.dll (プラグイン本体)
 ┗ HoldMyGun.ini (構成設定)

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設定

設定はHoldMyGun.iniに書かれており、内容を編集することで変更することができる。

[Main]

操作など基本的な動作の設定。
キーの設定コードについてはこちらを参照のこと
Modifier Key=ControlKey
Rifle Key=D0
Shotgun Key=D9
Fire Extinguisher Key=D8
Armor Key=D7
キー設定。
上から純に修飾キー、ライフル着脱、ショットガン着脱、消火器着脱、ボディーアーマー着脱。
初期設定は、修飾キーは"Ctrl"、ライフルは"0"、ショットガンは"9"、消火器は"8"、ボディーアーマーは"7"
修飾キーは装備毎ではなく全ての操作に一律に適用される。

Carbine Rifle Mk2 Instead Of Normal Carbine=true
使用するライフルの選択。
"true"でカービンライフルMk2、"false"で普通のカービンライフルになる。
使用できるのは何れか一つであり、同時に両方を取り出す事はできない。

Use Additional Feature=true
HoldMyGunでとり出せる武器を取り出し車を降りた際に、自動的にその武器を構えるかどうかの設定。
"true"だと自動的に武器を構え、"false"では構えない。

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[Attachments]

カービンライフルと同Mk2に装着するアタッチメントの設定項目。
尚、ゲームでは同種のアタッチメントで複数の型があるが、プラグインで装着できるのは予めプログラムされたものに限られている。
よってマズルやバレルの型を選ぶ事はできない。
また今のところこの項目はライフルのみに対応しており、ポンプショットガンのアタッチメントを任意変更することはできない。

-Carbine Rifle Attachments-
Equip Flashlight On Rifle=true
Equip Extended Mag On Rifle=true
Equip Grip On Rifle=true
Equip Scope On Rifle=false
Equip Suppressor On Rifle=false
普通のカービンライフルのアタッチメント選択。
上から順にフラッシュライト、拡張マガジン、グリップ、スコープ、サプレッサー。
"true"は装着、"false"で外す。

-Carbine Rifle MK2 Attachments-
Equip Flashlight On MK2 Rifle=true
Equip Extended Mag On MK2 Rifle=true
Equip Grip On MK2 Rifle=true
Equip Scope On MK2 Rifle=false
Equip Muzzle On MK2 Rifle=true
Equip Suppressor On MK2 Rifle=false
Equip Barrel On MK2 Rifle=true
カービンライフルMk2のアタッチメント選択で設定方法は同じだが、アタッチメントの種類が増えている。
上から順にフラッシュライト、拡張マガジン、グリップ、スコープ、マズル、サプレッサー、バレルである。

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[Updates]

Check For Updates=true
スクリプトの自動アップデートチェックの設定。
"true"でアップデートをチェックし、"false"でこの機能を使わない。

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ガンラックのアニメーションについて

動画で見たように、車MOD側で対応していれば銃の着脱アニメーションがある。
これはゲームに備わっている車のエクストラパーツ機能を利用したもの。
ガンラックに置かれる銃を着脱可能な車体部品として扱い、本プラグインはプレイヤーの操作に合わせてそれを着脱している。
どのエクスラを使うかはプラグイン側で指定しており、カービンライフルはエクストラ10、ポンプショットガンはエクストラ12である。

車MOD側がプラグインに対応しなければならないので、どんな車でも同様のことができるというわけではない。
しかし対応した車MODを使えばリアリティの面で有利なのは間違いないだろう。

HoldMyGun対応車MOD

以下に対応車MODの一例を示す。
MOD名制作者特徴
2018 Slicktop
Dodge Charger
panoszaf最初にHoldMyGunに対応したMOD。ELS車。スリックトップの2018年型ダッジ・チャージャーで、バイザータイプの警光灯が付いているもの。エクストラ5にパーテーション、エクストラ6にプッシュバンパー、エクストラ8にALRリーダー、エクストラ11にラップアラウンドが割り当てられている。
LSPD Vehicle Pack
Realistic light patterns
panoszafLAPDをモデルにしたLSPDのパトカーパック。ELS車。CVPIの白黒パトカーと覆面、FPIU、2014年型ダッジ・チャージャーが入っている。エクストラ10をELSの赤色不動光に使用しているため、カービンライフルの着脱アニメーションはない。

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エクストラの使われ方

先述の通りエクストラ10と12が武器の割当て部位に指定されているわけだが、これ加えて必要なのが"misc_z"misc_y"'(v1.3.3.0〜)というダミーオブジェクト。
ダミーオブジェクトはHold My Gunに適合した車両MODかどうかの判定に用いられる。
Hold My Gunがこれらを検知すると適合車両と判断し、操作に応じてエクストラ10とエクストラ12の表示切替(アニメーション)を行う。
ダミーなので実際に何かの部品モデルやテクスチャを割り当てる必要は無く、そういう名前の部位が設定してあれば良い。
v1.3.3.0以降の仕様によれば、misc_zはextra_ten(エクストラ10)のダミーオブジェクトとして働き、カービンライフルの取り出し操作に応じて表示が切り替わる。
同様にmisc_yはextra_12(エクストラ12)のダミーであり、ショットガンの取り出しに応じて切り替わる。
ダミーが存在しない車両は不適合と判断され、銃の取り出し操作をしてもエクストラへの干渉は行われない。

実際の適合車側はどうなっているかを、をOpenIVのスクリーンショットで確認していこう。
尚、この画像のものはv1.3.2.0までに適合した車両MODであり、ダミーは当時の使用でmisc_zしかない。


先述の2018年式ダッジ・チャージャーを、OpenIVのモデルビューワーで見たところ。左側のレンダリングの一覧ツリーを見て欲しい。"misc_z"というのがあるが、これが本MODが必要としているダミーオブジェクト。ダミーなので車体のどの部品も割当てされていない。
車内。ガンラックにライフルとショットガンが置かれている。
"extra_ten"(エクストラ10)のチェックボックスを外すとライフルが消える。ゲーム中ではカービンライフルを取り出すとこの状態になる。
"extra_12"(エクストラ12)のチェックボックスを外すとショットガンが消える。同じくポンプショットガンを取り出した状態。

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