※.metaファイルの編集にはnotepad++などのプログラム用テキストエディタを使用の事
※この記事を読む前にdispatch.metaやbackup.xmlの記事を読んでおくと分かりやすいかも
Carvariations.metaは、各アップデートパッチの"\dlc.rpf\common\data"に入っている設定ファイル。
設定しているのは各車の車体色の組み合わせ、色毎のペイント(livery)選択、ナンバープレートの仕様ある。
各パッチのものはアップデートで追加された車両に関する設定であり、元からある車種については"x64a.rpf\data"の中のcarvariations.ymtがその役割を果たす。
このファイルと、"\update.rpf\x64\data\"に入っているcorcolor.ymtという色の設定ファイルが対を成し、各車種の車体色等を規定している。
この設定はゲームが動作する上で必要なものなので、車両MODを追加した場合には必然的にcarvariations.metaへの追記編集も必要となる。
その追記編集は元々の.ymtファイルを編集するより.metaの方に追記する方が容易であり、これでも問題なく追加設定をゲームで反映できる。
ここではcarvariations.metaの編集について分かる範囲で説明していく。
<VehiclePlates>は車のナンバープレートに関する仕様を定めた項目。
ゲーム中の車には、カリフォルニア州のものに倣ったデザインのプレートが装着され、プレートには幾つかの種類がある。
プレートの画像は"x64e.rpf\vehshare.ytd"に格納されており、carcols.ymtではプレートの識別名や、どの画像を用いるのかなどを決めているわけだ。
引用した構文は"Police_guv_plate"という識別名が付けられており、これはゲーム中に登場する警察車両が使用するもの。
これがプレートの画像で、SA EXEMPT(サンアンドレアス州免税自動車)の表記がされている。
元ネタはカリフォルニア州の免税自動車用ナンバープレート*1。
カリフォルニアのそれは連邦、州、自治体、州の認可を受けた特別独立区(Special District)の公用車に認められるもので、文字通り自動車税が免税になるもの。
GTA5もそれに倣っており、ゲーム中に登場する警察・軍の自動車は基本的にこれを装着している。
ナンバーの画像ファイル名は構文で指定されている"plate05"、立体感を出すノーマルマッピングファイル名は同じく"plate05n"。
<Font Color>はアルファを含む文字色の設定で、16進数コードで指定する。
冒頭の"0x"は#のような役割を果たし、そこから後ろがアルファと色を設定する部分。
次の"FF"はアルファ指定の16進数コードで、この場合は完全な不透明になるもの。
残りは16進数のRGB色コードとなっており、この場合はこんな色になる。
ABC12345
分かり辛いだろうが濃紺と言える色だ。
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"<Colors>"は車体色で使われる色そのものを設定した項目で、各色の色、ID、識別名などを設定した項目。
上記のような構文が色の数だけ続いている。
"<colorName>"はこの色の識別名とID番号で、この場合は"0 Metallic Black"。
carvariations.metaで車体色を指定する時はID番号を使う。
"<color Value>"は16進数のアルファ付RGBコードで意味は先ほどと同じ。
"<audioColor>"は警察無線で車体色を伝える時の色。
警察無線で被疑者車両の特徴として流れる、
という台詞の"black"の部分を指定しているのがaudioColorである。
色によっては<audioPrefix>という項目も加わり、例えば「ライトグレー」「ダークレッド」のライトやダークといった表現を指定する。
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※この記事を読む前にdispatch.metaやbackup.xmlの記事を読んでおくと分かりやすいかも
Carvariations.metaは、各アップデートパッチの"\dlc.rpf\common\data"に入っている設定ファイル。
設定しているのは各車の車体色の組み合わせ、色毎のペイント(livery)選択、ナンバープレートの仕様ある。
各パッチのものはアップデートで追加された車両に関する設定であり、元からある車種については"x64a.rpf\data"の中のcarvariations.ymtがその役割を果たす。
このファイルと、"\update.rpf\x64\data\"に入っているcorcolor.ymtという色の設定ファイルが対を成し、各車種の車体色等を規定している。
この設定はゲームが動作する上で必要なものなので、車両MODを追加した場合には必然的にcarvariations.metaへの追記編集も必要となる。
その追記編集は元々の.ymtファイルを編集するより.metaの方に追記する方が容易であり、これでも問題なく追加設定をゲームで反映できる。
ここではcarvariations.metaの編集について分かる範囲で説明していく。
carvariations.metaについて話す前に、大元のcarcols.ymtについて述べておく。
carcols.ymtはcarvariations.meta(.ymt)が使用する設定について仕様を定めたもの。
その仕様に基づいて、carvariations.metaで各車に設定の割り当てをする。
以下で全体の一部ではあるが構文の設定項目を抜粋して引用し、どんなものがあるのかを説明する。
carcols.ymtはcarvariations.meta(.ymt)が使用する設定について仕様を定めたもの。
その仕様に基づいて、carvariations.metaで各車に設定の割り当てをする。
以下で全体の一部ではあるが構文の設定項目を抜粋して引用し、どんなものがあるのかを説明する。
<VehiclePlates>は車のナンバープレートに関する仕様を定めた項目。
ゲーム中の車には、カリフォルニア州のものに倣ったデザインのプレートが装着され、プレートには幾つかの種類がある。
プレートの画像は"x64e.rpf\vehshare.ytd"に格納されており、carcols.ymtではプレートの識別名や、どの画像を用いるのかなどを決めているわけだ。
引用した構文は"Police_guv_plate"という識別名が付けられており、これはゲーム中に登場する警察車両が使用するもの。
これがプレートの画像で、SA EXEMPT(サンアンドレアス州免税自動車)の表記がされている。
元ネタはカリフォルニア州の免税自動車用ナンバープレート*1。
カリフォルニアのそれは連邦、州、自治体、州の認可を受けた特別独立区(Special District)の公用車に認められるもので、文字通り自動車税が免税になるもの。
GTA5もそれに倣っており、ゲーム中に登場する警察・軍の自動車は基本的にこれを装着している。
ナンバーの画像ファイル名は構文で指定されている"plate05"、立体感を出すノーマルマッピングファイル名は同じく"plate05n"。
<Font Color>はアルファを含む文字色の設定で、16進数コードで指定する。
冒頭の"0x"は#のような役割を果たし、そこから後ろがアルファと色を設定する部分。
次の"FF"はアルファ指定の16進数コードで、この場合は完全な不透明になるもの。
残りは16進数のRGB色コードとなっており、この場合はこんな色になる。
ABC12345
分かり辛いだろうが濃紺と言える色だ。
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"<Colors>"は車体色で使われる色そのものを設定した項目で、各色の色、ID、識別名などを設定した項目。
上記のような構文が色の数だけ続いている。
"<colorName>"はこの色の識別名とID番号で、この場合は"0 Metallic Black"。
carvariations.metaで車体色を指定する時はID番号を使う。
"<color Value>"は16進数のアルファ付RGBコードで意味は先ほどと同じ。
"<audioColor>"は警察無線で車体色を伝える時の色。
警察無線で被疑者車両の特徴として流れる、
"Suspect vehicle blakc Comet2"
(被疑者は黒のコメット2に乗車)
という台詞の"black"の部分を指定しているのがaudioColorである。
色によっては<audioPrefix>という項目も加わり、例えば「ライトグレー」「ダークレッド」のライトやダークといった表現を指定する。
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carcols.ymtの内容を踏まえ、carvariations.metaの構文を見ていく。
引用するのは"hwaycar"のものである。
この構文は追加したdlc.rpfのcarvariations.metaに追記してある。
追加車両をとりあえず支障なく使うだけなら、これをどんどんコピペして足していき、<modelName>だけ書き変えれば済む。
それで終わるのもなんなのでもう少し説明しよう。
引用するのは"hwaycar"のものである。
この構文は追加したdlc.rpfのcarvariations.metaに追記してある。
追加車両をとりあえず支障なく使うだけなら、これをどんどんコピペして足していき、<modelName>だけ書き変えれば済む。
それで終わるのもなんなのでもう少し説明しよう。
"<color>"の"<Item>"に並んだ数値は先ほど説明した色のID番号。
"134"はピュアホワイトである。
幾つも重なっているのは地の色やコーティングの色だったはず。
上記の設定で、MOD車に見られるような全面的に貼り付けるペイントが無い場合、白地ベースにグレーのコーティングがかかったように見えるかも知れない。
全部同じ色IDにするとソリッド塗装のように一色に見える。
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"134"はピュアホワイトである。
幾つも重なっているのは地の色やコーティングの色だったはず。
上記の設定で、MOD車に見られるような全面的に貼り付けるペイントが無い場合、白地ベースにグレーのコーティングがかかったように見えるかも知れない。
全部同じ色IDにするとソリッド塗装のように一色に見える。
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"<plateProbabilities>"はナンバープレートの指定で、ここでは省略表記になっている。
これを明確に指定する場合、例えば免税自動車ナンバーにするなら、次の様な記述をする。
<Value>は出現確率の設定で、ここでは100(%)になっているが、複数のナンバーを確率で出現させる場合は数値を記述する。
但し合計値が100を超えてはならない。
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これを明確に指定する場合、例えば免税自動車ナンバーにするなら、次の様な記述をする。
<plateProbabilities> <Probabilities> <Item> <Name>Police_guv_plate</Name> <Value value="100" /> </Item> </Probabilities> </plateProbabilities>
<Value>は出現確率の設定で、ここでは100(%)になっているが、複数のナンバーを確率で出現させる場合は数値を記述する。
但し合計値が100を超えてはならない。
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車種毎設定の一番下にある"<sirenSettings>"は、緊急自動車MODにとって重要なものの一つ。
警光灯や灯火のパターンを設定するもので、"value=数字"の数字の部分が設定値になる。
cacols.ymtに基づく値の意味は次の通り。
緊急自動車の値はELS車/非ELS車問わず、この表の緊急用途で"○"と表記されているものにしよう。
"×"の値にすると緊急自動車として認識されない可能性がある。
非ELS車の場合はこの設定値ががそのまま警光灯の点灯パターンとして反映されるので、MOD説明文などを読み適切な設定に合わせよう。
例えば元がpolice3と置き換えるMODだとすると、他の車と入れ替える場合や追加導入する場合も、設定値は"2"にするという具合。
またMODによってはcarvariations.meta設定が添付されていることもあるので、その場合は添付資料に基づいて適切な値を設定する。
ELS車の点灯パターンはELSによって制御されるので、"1"など適当な値を設定しておけば良い。
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警光灯や灯火のパターンを設定するもので、"value=数字"の数字の部分が設定値になる。
cacols.ymtに基づく値の意味は次の通り。
設定値 | 設定対象 | 緊急用途 |
---|---|---|
0 | 一般車両全般 (警光灯・サイレン無し) | × |
1 | police、sheriff | ○ |
2 | police3 | ○ |
3 | fbiold | ○ |
4 | Ambulance | ○ |
5 | police van | ○ |
6 | police bike | ○ |
7 | fire truck | ○ |
8 | police old | ○ |
9 | orange gloves | ○ |
10 | orange lightbar | ○ |
11 | foglights | × |
12 | fbi | ○ |
13 | police dual lightbar | ○ |
緊急自動車の値はELS車/非ELS車問わず、この表の緊急用途で"○"と表記されているものにしよう。
"×"の値にすると緊急自動車として認識されない可能性がある。
非ELS車の場合はこの設定値ががそのまま警光灯の点灯パターンとして反映されるので、MOD説明文などを読み適切な設定に合わせよう。
例えば元がpolice3と置き換えるMODだとすると、他の車と入れ替える場合や追加導入する場合も、設定値は"2"にするという具合。
またMODによってはcarvariations.meta設定が添付されていることもあるので、その場合は添付資料に基づいて適切な値を設定する。
ELS車の点灯パターンはELSによって制御されるので、"1"など適当な値を設定しておけば良い。
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