RPHはそれを導入又はゲーム本体がアップデートした時に、ゲームバージョンのバックアップファイルである
GameBackups.rpfを自動作成する。
このファイルは文字通りゲームバージョンのデータを格納したもので、RPHは起動にあたって
Game Settingで選択されているゲームバージョンをファイルから読み込む。
よってゲーム本体がアップデートされた際に、RPHは自動的に最新版ゲームのバックアップを作成すると同時に、そのRPHが対応している最も新しいゲームバージョンまで自動差し戻しを行う。
これはゲームアップデートからRPHアップデートまでの期間、RPHからゲームが起動できなくなる状況を回避する為の機能である。
RPHのアップデートが公開された後にはそれを導入し、最新のゲームバージョンで起動するよう先述の設定を変更する。
尚Steamユーザーの場合は、RPHのバックアップ機能とは別にバックアップしておいた方が良いものとして
Steam_api64.dllがある。
Steam_apiはゲームの起動時に使用されるSteamクライアントのファイルで、64bitゲームには上記のものが、32bitゲームには
Steam_api.dllが、それぞれ起動ファイルと同じフォルダに置かれている。
起動ファイルはゲームの起動処理開始時にSteam_apiを認識、そこで正常に読み込めれば起動処理を継続して行っていく。
もし何らかの理由によりSteam_apiが正常に読み込めなかった場合は、起動処理を中断して起動を強制終了させるようになっている。
そんなSteam_apiだが、ゲームに合わせてこれもアップデートされることがある。
起動ファイルとSteam_apiのバージョンは互いに対応したものでなければならず、適合しないバージョン同士では起動ファイルはSteam_api読み込めない、つまり起動されなくなってしまうのだ。
RPHのバックアップ機能は現在のところ、GTA5.exeやGTAVLauncherのバックアップはとってくれるものの、Steam_apiについては対応していない。
つまりRPHがとっておいたバックアップも、Steam_apiのアップデートにより使えなくなるかも知れないということ。
そこで自分でSteam_apiのバックアップを保存しておき、それのアップデートがされた際は一時的に古いものを使用することで、RPHのバックアップを使用する事ができる。