車MODを導入した際、しばしば書き変えなければならない各種.meta(.ymt)ファイル。
これにおいても非公式アップデートの手法を使えば、変更対象のデータを簡単に編集することができる。
特にオリジナルに含まれる.ymtファイルは環境によっては開く事も難しいので、.metaで上書き変更できれば便利だ。
ここではFPIS(police3)のヘッドライトのコロナ(拡散光)の変更を例にあげて説明していく。
| police3として導入したFPIS。夜間でヘッドライトを点灯しており、正面左右に一つずつのコロナが見える。実はこれは設定ファイルを編集して変更した後のもの。オリジナルのpolice3であるVapid Interceptorのコロナは左右二つずつなのだが、そのままではFPISとは合わないので設定ファイルを編集し変更した。 |
| コロナの数を変えるにはcarvariations.metaの "lightSetting"を編集する。コロナの数そのものは carcols.ymtの"<Lights>"の部分に設定があり、番号で示される識別IDごとに、コロナの数や使用するライトのテクスチャなどが規定されている。carvariationsの各車種において設定されるのはどの識別IDのLight設定を使用するかである。 左の画像はCustom Carsに入っているcarvariations.metaに追記したpolice3の設定。赤枠で囲った部分がcarcols.ymtのライト識別IDを記述する部分で、"value="1""になっている。つまり識別ID"1"のライト設定をpolice3に適用すると言うことだ。このIDの設定ではヘッドライトのコロナが片側一つなので、ゲームで適用されると上の画像のような状態になる。 |
police3の本来の設定は
"update.rpf\x64\data"内の
carvariations.ymtで記述されており、何もしなければこちらの設定が使用される。
一方で上記の方法をとると、dlclistに記載された
customcars内のcarvariations.metaにもpolice3の設定がある為、システムはこちらの方を「新しいもの」と認識し優先使用する。
それによって大元のファイルを編集しなくとも設定を変更できるわけだ。
ちなみに、もし大元のファイルを編集したいのであれば、carvariations.ymtを開いて編集しなくてはならない。
但し.ymtファイルは.metaと違ってそのまま開く事はできず、.xmlにファイルに変換するか、プログラム用テキストエディタの設定を弄って読み込む必要がある。
自力では難しい場合もあると思うのだが、carvariations.ymtとcarcols.ymtに関しては変換済みのファイルが配布されているので、それを利用すると良いだろう。
これらは拡張子こそ.ymtになっているが、プログラム用テキストエディタでは.xmlファイルと同じように開いて編集することができる。
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