標準の設定ファイルにおいて、47行目から382行目まではPEDのコンポーネントの設定構文が書かれている。
これは先ほど説明したホルスターのレンダリングが割り当てられている部位を指定するものだ。
長いので一部を抜粋して説明していこう。
例として出すのは先ほど例示した男性保安官代理のPEDだ。
<Item FuncHolster="true" FuncIntim="true">
<Model>S_M_Y_SHERIFF_01</Model>
<FuncIntimMeshes>
<Item>
<Component>9</Component>
<Drawable>0</Drawable>
</Item>
<Item>
<Component>9</Component>
<Drawable>1</Drawable>
</Item>
</FuncIntimMeshes>
<Weapons>
<Item WeaponSet="Pistols">
<Component>9</Component>
<Holstered>1</Holstered>
<Unholstered>0</Unholstered>
</Item>
</Weapons>
</Item>
プラグインを反映するPEDごとにこういった構文が書かれており
"<Item FuncHolster〜>〜</Item>"の間に必要な構文をおさめる。
各PEDの始まりには
"<Item FuncHolster="true" FuncIntim="true">"になっており、これはプラグインを反映する設定を行うもの。
"FuncHolster"はホルスターの表示切替を行うかどうかの設定で、行う場合は
"true"、行わない場合は
"false"にする。
"FuncIntim"は動画の冒頭にあった、銃に手を置く動作をするかどうかの設定。
"true"で動作をする、
"false"ではそれを行わない。
その下の
"<Model>"は当該Itemで設定されるPEDを記述する部分。
上記の物は
"S_M_Y_SHERIFF_01"である。
その下からはホルスターに関する設定を記述していく。
"<FuncIntimMeshes>"では銃を手に置く動作に関連して、銃が入ったホルスター、銃が抜かれたホルスターをそれぞれ設定する個所。
この下のインデントにある
"<Item>"内で各々設定するようになっており、上には空のホルスター、下にはピストルが収納されたホルスターを記述する。
"<Component>"はホルスターの割り当てのあるPED部位を記述する行で、各部位には固有の番号が割り当てられており
"9"はtaskの意味。
つまりそこの行の意味は
「taskにホルスターの割り当てがあるよ」とプラグインに指定するというもの。
"<Drawable>"はレンダリングを指定する番号を記述する行で、
先ほど説明した番号を記述する。
上の空のホルスターは
"0"、下の銃が入ったホルスターは
"1"が記述されている。
PED部位とあわせて
「"task_000"は空のホルスター、"task_001"は銃の入ったホルスター」とプラグインに教えてあげるわけだ。
"<Weapons>"では武器を抜き差しした時のレンダリング切替えの指定構文を記述していく。
"<Item WeaponSet="Pistols">"は、以下の設定が適用される
武器セットの指定。
この場合はピストルということになる。
"<Component>"は先ほどと同じくホルスターが含まれるPED部位の指定で、男性保安官代理はtaskなので
"9"。
"<Holsterd>"では銃を収めた状態、つまり銃が収まっているホルスターのレンダリング番号を記述するので、男性保安官の場合は
"1"(task_001)。
"<Unholstered>"は銃を抜いた状態、つまり空になったホルスターのレンダリング番号であるから、この場合は
"0"(task_000)になる。
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