LSPD:First Response まとめサイト - Traffic Policer
Traffic PolicerはAlbo1125氏制作の機能系プラグインで、交通関係のイベントや無線呼出しの追加や、交通取締中の被疑者への対応を改善するもの@。
交通警察活動を充実させるためのプラグインである。

Traffic Policer

目次

インストール

Albo1125プラグインの特徴も参照

Albo1125.common.dllRAGENativeUI.dllの二つの.dllファイル、そしてPluginsLSPDFRの二つのフォルダ、これら全てをゲームフォルダに置く。
RAGENativeUI.dllについては、こちらを参照し最新のものをダウンロードしておく。
既に最新版が入っている場合は、それ以外のものを導入する。

目次に戻る

構成設定

ここではTraffic Policer.iniの設定内容と方法について説明していく。
キー設定の記述に関してはこちらを参照のこと

[GENERAL]

全体的な設定。

CreateBlipsForAmbientEvents=true
移動中に発生する(無線指令ではない)ランダムイベントで、被疑者車両に白い光点(Blip)をレーダーマップに表示されるかどうかの設定。
Traffic Policerのランダムイベントは交通違反絡みであり、つまりマップ上に何かしらの交通違反をしている車両が表示されると言うことになる。
初期設定は光点が表示される"true"だが、ここを"false"に設定すると光点が表示されない。
つまりどの車が違反をしているのかはレーダーマップを見ても分からず、車の蛇行や損傷など、外観的特徴から違反を見極めて取締る事になる。

ShowAmbientEventDescriptionMessage=false
ランダムイベントが発生した際に、それを知らせるメッセージが表示されるかどうかの設定。
初期設定は表示されない"false"で、"true"に変更すればイベント発生時にメッセージが表示される。

Division=1
UnitType=LINCOLN
Beat=18
コールサインの設定。
LAPDの規則に則ったものになっている。
"Division"は1〜10、"UnitType"はAdam(A)〜XRAY(X)まで、"Beat"は1〜24までを割り当てられる。

OfficerDisplayNameOverride=
Traffic Policerのメッセージウインドウに表示される自分の名前。
初期設定は空欄になっており、これだとコールサインが表示される。
もし何か設定したい名前があればここに記述する。
注意点としては、設定しないの場合は初期どおりの空欄にしなければならないこと。
このようなスクリプト設定においては"None"を記述すると無効になるのが一般的だが、ここに限ってはそれだとNoneという表示が出てしまう。

目次に戻る

[Features]

自分の車や他の部隊の行動に関わる設定。

AutoVehicleDoorLock=true
降車時に自動ドアロックを行うかどうかの設定。
初期設定は自動ドアロックが有効になる"true"で、"false"にすると無効になる。
特にLS市内では、なぜか無人のパトカーを盗もうとする輩が多い。
交通取締りなどで降車中に盗まれることもあるので、気になる場合は自動ドアロックを有効にしておこう。

VehicleDoorLockDistance=5.2
VehicleDoorUnlockDistance=3.5
自動ドアロックの施錠/開錠がされる距離設定で単位はメートル。
"LockDistance"の距離だけ自車から離れると施錠され、"UnlockDistance"の距離に近づくと開錠される。
施錠の数字を大きくすると交通取締り程度では施錠されなくなってしまい、また開錠の距離を小さくしすぎると判定がシビアになってしまう。
また施錠/開錠はArrest Managerを使い被疑者を後部座席に乗せる時にも関係してくる。
つまり判定があまりにもシビアだと被疑者を乗せられなくなってしまうということだ。
初期設定が比較的使いやすいと思われるが、参考までに述べると、管理人は3.5mで施錠され2.5mで開錠させるように設定を変更している。

OtherUnitRespondingAudio=true
無線指令を自分が受けなかった際、他の部隊の受令音声を流すかどうかの設定。
初期設定は音声が流れる"true"、流さない場合は"false"にする。

VehicleDetailsChecksEnabled=true
自動車保険の加入状況や登録情報を確認できるかどうかの設定。
確認できるようにする場合は"true"、不要の場合は"false"
ここを有効にしておくと、車載端末やPolice SmartRadioでナンバープレート照会を行った際に、保険や登録の状態を確認できるようになる。

目次に戻る

[Ambient Event Chances]

移動中に発生するランダムイベントの発生設定。
NextEventTimer=40
イベントの最小発生間隔の設定で単位は秒。
初期設定は"40"なので、最小で40秒の間が空くということ。

NumberOfAmbientEventsBeforeTimer=1
先の間隔を測るタイマーの動作設定。
ここに設定した数のイベントが連続生成されてから、タイマーのカウントダウンが始まる。
初期設定は"1"となっているが、これは1個のイベントが生成されてからタイマーが動き始めるという意味。
ここを"2"に設定すると、連続して2個のイベントが生成されてからカウントダウンが始まる。
最小値は初期設定の"1"なので、これより小さな数字を設定しないように注意しよう。

DrunkDriver=140
MobilePhone=90
Speeder=60
UnroadworthyVehicle=130
MotorcyclistWithoutHelmet=180
StreetRace=280
StolenVehicle=220
DrugDriver=140
ランダムイベントごとの発生確率設定。
数字が大きいと高確率、小さくするほど低確率になり、"0"に設定するとそのイベントは起きない。
イベントの種類は上から順に「飲酒運転」「運転中の携帯電話使用」「整備不良」「ノーヘルのライダー」「ストリートレース」「盗難車」「薬物使用運転」

NoLightsAtDark=110
ランダムイベントの確率設定で、夜間の無灯火運行のもの。
このイベントは20:00〜07:00の間に起きる。

NoBrakeLights=150
BrokenDownVehicle=200
BurnoutWhenStationary=190
RevEngineWhenStationary=190
ランダムイベントの確率設定。
上から「制動灯不良」「故障車」「バーンアウト」「空ぶかし」

目次に戻る

[Callouts]

無線指令が出る事件の設定。

OwnerWantedEnabled=true
DrugsRunnersEnabled=true
DriverUnderTheInfluenceEnabled=true
各事件が発生するかどうかの設定。
発生させる場合は"true"に、発生させない場合は"false"とし、初期設定では全ての事件が発生する。
事件の種類は上から「所有者が指名手配されている車両「薬物の運び屋」「酩酊運転」

OwnerWantedFrequency=3
DrugsRunnersFrequency=2
DriverUnderTheInfluenceFrequency=2
発生確率の設定。
"1〜6"までの整数で設定し、1は低頻度、6は高頻度になる。

DispatchCautionMessages=true
事件対処中に指令室から注意喚起メッセージが出るかどうかの設定。
初期設定は注意喚起がされる"true"で、"false"にすると注意喚起されない。

[Speed Checker Settings]

速度測定機能に関する設定。

ToggleSpeedCheckerKey=F5
ToggleSpeedCheckerModifierKey=None
速度取締り機能の起動スイッチキーと、その修飾キーの設定。
起動すると車の近くに赤い輪が表示され、そこを通過した車の速度や車種を測定するようになる。
初期設定は"F5"で修飾キーなし。
起動スイッチを"None"に設定すると速度測定機能は一切無効になり、以下の設定は全て使えなくなる。

SecondaryDisableKey=Back
機能を停止させる別のスイッチの設定で、初期設定は"Back space"キー。

SpeedUnit=MPH
速度単位の設定。
"MPH"(毎時マイル)又は"KMH"(毎時キロメートル)のどちらかを選ぶ。
初期設定は毎時マイルである。

SpeedToColourAt=70
計測対象がこの速度に達すると、表示の文字色が赤くなり速度違反警告になる。
初期設定は"70"になっており、また速度単位の初期設定はMPHなので、70mphを超えると警告に切り替わると言う意味。

BringUpFlagChance=15
速度違反が発生する確率で初期設定は"15"
数値は"1〜100"の間で設定し、100にすると常に速度違反だらけになる…らしい。
パーセントと同じ意味だと思われる。
説明文によれば、RPHやLSPDFR APIでは純粋なランダムというのは無く、設定した条件に基づいてフラグ(この場合は速度違反)が経つとの事。

PlayFlagBlip=true
違反車両を検知した時に警告音を鳴らすかどうかの設定。
初期設定は警告音が鳴る"true"、鳴らさない場合は"false"に。

SpeedgunWeaponAsset=WEAPON_MARKSMANPISTOL
v6.14.0.1から追加されたスピードガン(Speed Gun、速度測定器)の機能を割り当てる武器の設定。
設定武器を走行中の車に向けトリガーを引くと速度が測定できる。
標準設定はマークスマンピストルが割り当てられている。
プラグイン動作中は速度測定器として使われるので、本来の攻撃能力はなくなるので注意が必要。
先述の通り"ToggleSpeedCheckerKey=None"に設定した場合、この機能も無効になる。
スピードガンの外観を変えるMODはこちらを参照

PositionUpKey=NumPad9
PositionRightKey=NumPad6
PositionResetKey=NumPad5
PositionLeftKey=NumPad4
(以下省略)
速度取締り機能の入力設定。
初期設定でテンキーが割り当てられているものは、レーダー測定器の役割を果たす赤いサークルを動かすのに使う。
尚、サークル移動は後述する駐車位置の修正でも使う。

目次に戻る

[Breathalyzer Settings]

呼気検査器(Breathalyzer)の設定。

BreathalyzerKey=O
BreathalyzerModifierKey=LShiftKey
呼気検査を行うキーと、その修飾キーの設定。
初期設定は"O(オー)+左シフトキー"

AlcoholLimit=0.08
許容血中アルコール濃度(BAC)の設定で、初期設定は0.08。
これはアメリカ式の数値になっている。
下記の単位設定と合わせて設定する。

AlcoholLimitUnit=%
上記の単位設定で、初期設定はパーセント。
つまりBAC0.08%が初期の許容量設定となる。
アメリカ式で行う場合は上記と共に特に変更の必要はない。
もしイギリス式にする場合は数値を"35"、単位を"ug/100ml"に設定。
オーストラリア式にする場合は数値を"0.05"、単位を"BAC"に設定する。

FailToProvideChance=15
呼気検査を行ったドライバーの何パーセントが違反になるかの設定。
初期設定は"15"、つまり15%のドライバーが引っかかると言う意味。

目次に戻る

[Keybindings]

入力設定の項目である。

ParkModifierKey=LControlKey
ParkingTicketKey=E
駐車違反切符を切る操作の入力と、その修飾キー。
初期設定は"E+左Ctrl"キーである。
止まっている車の傍でこの操作をすると違反切符を切る。

TrafficStopFollowModifierKey=LControlKey
TrafficStopFollowKey=T
取締りで車を停止させた際、相手の車の停車位置を修正させる為に行う操作の一つで、初期設定は"T+左Ctrl"キー。
ここの操作は「こちらに追従せよ」という意味があり、相手の車は自分の車を追いかけてくる。
もう一度この操作を行えば、相手の車はその場で停止し位置修正は終了。
なお後述のものもそうだが、位置修正操作の修飾キーに左シフトを割り当てないように注意する。
理由は左シフトがLSPDFRの停車指示と解除に割り当てられているからで、位置修正に左シフトを割り当てると停車指示が解除されてしまう。

TrafficStopMimicModifierKey=LControlKey
TrafficStopMimicKey=Q
停車位置修正操作の一つで、相手の車をラジコンカーのように動かす。
初期設定は"Q+左Ctrl"キー。
この操作中は自車の操作にあわせ、相手の車も前進と左右転舵を行う。
自分の車の進行方向に沿うように相手の車も走るので、それを意識しながら動かそう。

CustomPulloverLocationKey=W
CustomPulloverLocationModifierKey=LControlKey
停車位置修正指示の一つで、初期設定は"W+左Ctrl"キー。
自車の前に赤いサークルが表示され、Enterを入力するとサークルの位置に相手の車が移動する。
また先述の通り、サークル移動の操作(初期設定はテンキー)を行う事で位置を変えられる。

GrabCarKeysKey=D0
GrabCarKeysModifierKey=None
停車させた車のエンジンキーを抜く操作。
初期設定はテンキーじゃないほうのゼロ。
この操作をすると相手の車のエンジンは停止し移動できなくなる。
取締り終了後に解放するときは、もう一度入力することでキーを返してあげよう。

DrugalyzerKey=O
DrugalyzerModifierKey=LControlKey
薬物検査器(Drugalyzer)の操作で、初期設定は"O(オー)+左Ctrl"キー。
これで薬物検査を行う事ができる。

RoadManagementMenuKey=F6
RoadManagementMenuModifierKey=None
通行制限(Road Management)メニューを表示するキーの設定で、初期設定は"F6"
この通行制限は道路にバリケードやコーンを設置するというもの。
メニューから設置したいものを選び、Enterを押していくと好きなバリケードやコーンを道路における。
またそれらの全部撤去、自分の近くにあるもののみ撤去、といった操作も行える。

MarkMapKey=D9
薬物運び屋事件でマップにマーキングする入力で、初期設定はテンキーじゃないほうの9。
薬物の運び屋は逃走しながら証拠品となる元気や薬物の包み車外に捨てて行くので、後でそれらを回収し可能な限り重い罪にしてやる。
その回収時に取りこぼしを防ぐため、この操作をしてマップにマーキングしていく。
運び屋事件の機能を全て使うにはLSPDFR+が必要。

CourtKey=D0
薬物運び屋の証拠回収後に裁判所に送検、判決を見るための入力。
初期設定はテンキーじゃないほうのゼロ。

RepairBrokenDownVehicleKey=T
街角イベントで発生する故障車を修理する操作で、初期設定は"T"
これを押しても直らない時もある。
Arrest ManagerPolice SmartRadioも導入しておけば、レッカー車を呼んで車を撤去したり、また運転手の為にタクシーを呼んであげることができる。

PlaceSignShortcutKey=J
PlaceSignShortcutModifierKey=LControlKey
バリケードやコーンを設置するショートカットキーで、初期設定は"J+左Ctrl"
この操作を行えば、最後に呼び出したバリケードやコーンと同じものが目の前に設置される。

RemoveAllSignsKey=J
RemoveAllSignsModifierKey=None
バリケード・コーンの全部撤去のショートカットキー。
初期設定は"J"

目次に戻る

Traffic Policerの操作

携帯式速度測定器を除きTraffice Policer.iniから変更可能。
入力効果
車を停車(Pullover)させた時
左Ctrl+W相手の停車位置を修正する為の誘導。パトカーの正面に赤い円が表示され、Enterを押すと円の場所に相手の車が移動する。もう一度押すと誘導が終了する。
左Ctrl+Q相手の停車位置を修正する為の誘導。相手の車の後ろについてこれを入力すると、パトカーの運転操作と連動して相手の車がラジコンカーのように動く。もう一度押すと誘導が終了する。
左Ctrl+T相手の停車位置を修正する為の誘導。相手の車の前に出てこの操作をすると、自分の車についてくるようになる。もう一度押すと誘導が終了する。
クラクション
(1秒以上)
停車を命じた車が交差点で信号待ちをしている際、これを行うと赤信号を無視して移動する。
運転手に質問している時
0
(ゼロ)
相手の車の鍵を抜きエンジンを切り、もう一度0を押すと鍵を返してあげる。逃走を防ぐための措置だが、鍵を抜く時に逃げ出す奴もいる。違反切符を切るなどして処理が終わったら、必ず鍵を返してあげよう。
左Shift
+O(オー)
アルコール呼気検査を行い、左下に検査結果が表示される。緑は反応なし、オレンジは反応はあるが法定上限に達していない、赤は法定基準を超過している。
左Ctrl
+O(オー)
薬物検査を行い、呼気検査と同じく左下に結果が表示される。検査項目は大麻(Cannabis)とコカイン(Cocain)。反応があるとPOSITIVE(陽性)、ないとNEGATIVE(陰性)の結果がでる。
追尾中
9被疑者が車外に捨てた証拠品の位置を地上にマーキング。本プラグインで追加されるDrug Runner(麻薬の運び屋)という事件では、その名の通り車で逃げる運び屋を追跡する。その際に、罪を逃れたい被疑者は証拠となる金や麻薬を車外に捨てまくる。これを後で拾う必要があるので、証拠品が捨てられた位置を記録するためにマーキングする。捨てられた証拠品の回収率が高いほど罪状が重くなり、より長い懲役を食らわせることができる。この機能を最大限に使うには、Albo1125プラグインのLSPDFR+が必要。
0長押し
(ゼロ)
逮捕した被疑者の起訴手続きを行う。LSPDFR+が必要。
速度計測器
F5速度計測器の切替え、追尾式とレーダー式の二つがある。F5を押すたびに切り替わり、長押しで計測器のスイッチを切る。追尾式は自車の車速から割り出すもので、レーダー式はパトカーの前に表示される赤いサークルに入った瞬間の車速を調べる。レーダーは車速だけでなく、ナンバーから車の盗難届や、持ち主に逮捕状が出ているかどうかも確認できる。いわばナンバー自動読取装置(ALPR)としての機能も備えたもの。ちなみに今のところそこまで便利な実物はなく、レーダー取締機とALPRは別々に車両に搭載される。
テンキーレーダーの赤いサークルの移動。8,2,4,6,は矢印方向に前後左右に動く。9で高くなり、3,で低くなる。
射撃ボタン/キー
(測定器を構えて)
携帯式速度測定器での測定。測定器機能が割り当てられた武器を車へ向けて撃つように行う。
通行制限
F6コーンやバリケードを設置/撤去する為のメニューを開く。
左Ctrl
+J
最後に設置したコーン・バリケードと同じものを目の前に設置するショートカットキー。
Jコーン・バリケードを全部撤去するショートカットキー。

目次に戻る

追加されるイベントの種類

無線呼び出し

  • Drug Runner:ALPRでヒットした薬物の運びや(Drug Runner)を追跡する。途中で捨てる証拠は後で回収する必要があるので、9で大よその場所をマーキングしよう。
  • Vehicle’s usual occupants are wanted:手配中の被疑者がALPRでヒット。急行して停車させて職務質問を行い、逮捕するのだが、大抵は武装していて逮捕に抵抗する。
  • Driver Under The Influence:飲酒運転の車に関する通報があった。急行し、運転手を逮捕しろ。

街角イベント

無線呼出しではなく、街を走っているNPC車が何らかの違反をしているもの。
レーダーに白いブリップで示されているので、停車させて違反を確認し、適切に処理を行う。
違反内容は整備不良、飲酒運転、薬物運転、暴走行為など様々である。

目次に戻る

解説動画

Traffic Policerの使用例。他のプラグインとの併用がどうなるかも確認できる。

目次に戻る

スピードガンMOD

先ほど説明したように、v6.14.0.1からはスピードガンが使用できるようになった。
ただ既存の拳銃をスピードガンとして利用するので、何もしなければ武器の外観はオリジナルのまま。
つまり初期設定に基づけば、マークスマンピストルそのものをスピードガンとして使うことになる。
それは寂しいと言うことで武器のモデルをスピードガンに変えるMODが登場している。
これを使えばより「らしく」なるので、Traffic Policerのスピードガンを使用するなら是非とも入れておこう。
左はFalcon Radar、右はProLaser4。何れもKustom Signal社製スピードガンのMODである。

目次に戻る

各種スピードガン

現在出ているスピードガンMODは以下の通り。

実物はFalcon Radarがレーダー方式、ProLaserがレーザー測距方式(LIDAR)と異なる作動方式なのだが、ゲームにおいてはTraffic Policerのシステムを使うので差異はない。
好みの形などで選ぼう。

目次に戻る

導入

導入はOpenIVを使ってモデルとテクスチャを入れ替えるだけ。
入れ換え先は、Traffic Policerの初期設定に準拠したマークスマンピストルか、ビンテージピストルが選ばれやすい。
それぞれのパスは以下の通り。

  • マークスマンピストル
update\x64\dlcpacks\patchday8ng\dlc.rpf\x64\models\cdimages\weapons.rpf
上記に入っている"w_pi_singleshot.ydr""w_pi_singleshot.ytd""w_pi_singleshot_hi.ydr""w_pi_singleshot+hi.ydr"を入れ替える。
武器名は"singleshot"なので注意。
また"〜shell"とついたファイルは弾のモデルとテクスチャなので弄らない。


  • ビンテージピストル
update\x64\dlcpacks\patchday8ng\dlc.rpf\x64\models\cdimages\weapons.rpf
にある"w_pi_vintage_pistol.ydr""w_pi_vintage_pistol.ytd""w_pi_vintage_pistol_hi.ydr""w_pi_vintage_pistol+hi.ytd"を入れ替える。
"〜mag1""〜mag2"は弾倉のモデルとテクスチャなので弄らない。


これ以外のピストルに導入する事も可能だが、通常プレイやLSPDFRで使用しないものと入れ換えよう。

注意点は、今後のアップデートでこれらの更新データがインストールされると、もう一度入れ直しになるということ。
車両MODの導入と工夫でも述べたが、新たなパッチに更新データが入っていると、そちらが優先してゲームに適用されるからだ。
もし今後「前にスピードガンを入れたのに、何故か元に戻った」という事態が発生したら、原因は間違いなくこれである。

目次に戻る

設定

導入後に設定変更が必要な場合もある。
ここも気をつけないと上手く動かないことがあるので、気をつけておこう。
TrafficPolicer.ini
先ほど説明したスピードガンを割り当てる設定項目だが、ビンテージピストルにスピードガンを設定した場合は変更が必要だ。

SpeedgunWeaponAsset=WEAPON_VINTAGEPISTOL

このように設定する事で、ビンテージピストルをスピードガンとして使用する事ができる。

WEAPONMARKSMANPISTOL.meta
マークスマンピストルをスピードガンにする場合に留意すべきは、そのままでは車内から使えないということ。
武器の中には車内で使用できない設定になっているものもあり、マークスマンピストルはその一つ。
つまりマークスマンピストルをスピードガンに設定した場合、車内から構えて速度測定ができないのだ…というわけなのだが…。
実は現在のTraffic Policerの設定では、元々車内からスピードガンを使う事はできない。
構えたところでトリガーを引くと銃弾を発射してしまうからだ。
ただ将来的に車内からも使えるようになるかも知れないので、期待を込めてここは変更しておこう。
やり方は簡単。


この中に入っている"WEAPONMARKSMANPISTOL.META"

update\x64\dlcpacks\mpluxe2\dlc.rpf\common\data\ai

にあるものと入れ替えるだけだ。

実は管理人は当初このMODの存在を知らず、自分でファイルの設定を変更し入れ替えをした。
折角なので、なぜ車内から撃てる/撃てないが設定されているのかを説明したい。
要点は"<WeaponFlags>"という属性設定項目。
ここで武器の様々な属性(性質)を規定するのだが、初期設定の中に"NotAllowedForDriveby"というものがある。
言葉の意味は「ドライブバイ不可」で、効果はそのままのもの。
この属性が付いている武器は車内から撃つ(ドライブバイ)ができないのである。
よってこれを削除してファイルを上書きすると、ドライブバイが出来るようになるというわけだ。

目次に戻る

併用したいMOD

スピードガンを使う上で、Traffic Policer以外にも併用したいMODがある。
Don't Lemme Smash
Don’t Lemme Smash

これはScript Hook Vを使用するスクリプトMOD。
ドライブバイの時、車内で銃を構えると腕でドアガラスを割ってしまうが、これを導入すれば窓が割れなくなる。
つまり車内でスピードガンを構えても、いちいち窓を割る事がないのだ。

…繰り返すがこの記事を書いている時点では、Traffic Policerは車内でのスピードガンに対応していない。
だが将来の期待を込めて、このスクリプトMODをご紹介しておく。

目次に戻る

注意点

注意点は武器の外観がスピードガンになってしまうので、本編でその武器を構えるとスピードガンが出てくる、スピードガンで敵を攻撃するという点。
その点では雰囲気がぶち壊しになるとも言えるので、使用や導入の際には注意しよう。

目次に戻る