構文の真ん中あたりに
"<diffuseTint value="0x00FFFFFF" />"というのがある。
"difffuseTint"とはその車の窓ガラスの色、平たく言えばダークガラスにするかどうかの設定。
"value="の後ろにカラーコードを記述し設定を行い、その下6桁は一般的な16進数カラーコードと同じだ。
例示したものだとガラスは白色になり、ゲームでは無色透明のガラスになる。
一般的なカラーコードの
"#FFFFFF"と同じというわけだ。
実車系のパトカーMODを導入するのであれば、この値は例示した
"0X00FFFFFFF"にしておいた方が無難である。
追加する時は勿論のこと、既存車両と置き換える場合もvehicles.metaを編集した方が良いだろう。
これを勧める理由は、一部のMODでは警光灯のガラスカバーにもこの設定が反映されることから。
例えば置き換えた車両のガラス色が黒(
"value="0x88000000")に設定されていると、警光灯のカバーも黒になってしまうのだ。
すると警光灯表面が真っ黒になってしまい、酷い場合は点灯させても発光部が見えなくなることがある。
それを白色に設定しておけばガラス表面は透明になり、真っ黒になるのを避けられるのである。
車によっては後ろや後部座席のドア窓がダークガラスの方が格好良い場合もあるが、MOD車両であれば大抵はガラスに着色できるテクスチャが入っている。
ダークガラスはテクスチャの方で調整して行い、vehicles.metaの方では透明ガラスの設定にしておこう。
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左は値が"0x88000000"の場合で、右が"0x00FFFFFF"。少し分かり難いかも知れないが、左の警光灯は表面が黒く中が見えないのに対し、右の警光灯は発光部がハッキリと見える。このMODは左の状態でも点灯すれば発光は見えるのだが、ものによっては発光すら見えないくらい真っ黒になってしまう。また後部ドア後ろの窓を見比べれば分かる通り、右の状態でも左と同程度のダークガラスになっている。これは窓ガラスのテクスチャがこういう色になっているから。diffuseTintが白(透明)に設定されていても、窓ガラスのテクスチャによってダークガラスにするのは可能なのだ。 |
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